6月5日 うるまこどもステーションシンポジウムの基調講演資料

当日はリモートシステムの不具合で講演のスライドが見えづらかったと聞きました。せっかく見ていただいたのにわかりづらかった方にはお詫びいたします。

リクエストがありましたので、こちらに資料を載せます。

5月の会で出た質問の答え

Q.家ではトイレに入れるが、通所では怖がって入りたがらない子の対応は?

A.1 通所に通っている理由は何でしょうか?もし、トイレに入ることを目的としているなら、そのために環境を整える必要があります。ただ、それが目的でなく、通所に通うことで社会性を伸ばしたいなどの他の理由があるなら、トイレが怖いのにトイレに行くように言われて、トイレだけでなく通所そのものを嫌になってはいけません。通所している目的、優先順位を考えて、どこまでやるのか目標を考えたほうがいいと思います。トイレに行くことは無理しないことも選択肢かもしれません。

A2 トイレが怖いなら、いかに不安を取り除くかが大事です。スタッフと児の信頼関係に基づいて、誘導することはできるかもしれません。また、おむつでしてもOK、オマルでする、おむつにしたとしても、中身を流したりおむつを替えたりするのはトイレでやる、などのスモールステップがいいかもしれません。もちろん、トイレを怖くなくする環境調整が重要です。感覚過敏に基づく不安なら、解決するには時間がかかるので、就学前になんとかしなくては、と焦らず、トイレをより嫌いにしないことに重点を置くことも、長い目で見て大事です。

Q.体罰を受けるとどうして、いじめの加害者にも被害者にもなる可能性が高まるのか?

「人の痛みを教える」ために体罰をする人がよくいますが、体罰を受けた子どもが受け取る大きなメッセージは「他者とのコミュニケーションにおいて暴力は”あり”だ」「間違ったことをするやつは叩いていい」ということです。叩かれたら痛いから、人を叩かなくなるなら、体罰を受けた子はいじめの加害者になりづらくなるはずですが、実際は逆です。また、「力が強いものが弱いものを支配し、弱いものは強いものに服従する」というコミュニケーションスタイルを植え付けられてきた子は、それ以外のやり方を知らないため、力に基づく人間関係に陥りやすく、自分が強ければいじめの加害者になり、自分より強いものがいれば、被害者になります。これは、大人の世界でも見られることです。

Q.「うるまこどもステーション」にできる「こども発達支援センターあすいろ」の利用方法は?うるま市や中部療育医療センターとの連携は?

A.こども発達支援センターあすいろは、お住いの市町村から障害児に関するサービス給付を受けるための受給者証を取得し、相談支援事業所で相談員とともに計画を作って、あすいろに申し込むことで利用できます。まずは、役所に相談しましょう。

うるまこどもステーションはうるま市と民間の共同事業体による官民共同事業であるため、こども発達支援センターあすいろは、うるま市行政やうるま市親子通園、うるま市内の相談支援事業所と連携して、療育のニーズがあるお子さんが利用しやすくします。また、うるま市以外の方も利用できます。

中部療育医療センターとこども発達支援センターあすいろは別法人の運営であるため、それぞれに事業を行いますが、スタッフ同士はお互いよく知っているため、必要に応じて、連携を取りやすいです。また、それぞれの事業、たとえば、どちらかの相談支援事業で支援計画を立てて、どちらかのサービスを利用する、という一般的なかかわり方はあると思います。

5月19日の見守る会

2022年5月19日19時から、Zoomを使って見守る会を開催します。新型コロナが流行していますので、現地開催は行わず、オンライン開催のみです。

テーマは 「発達障害について」 で、乳幼児期から就学前後のお子さんに関しての対応がメインの話になります。話すのは医師の遠藤尚宏です。

50組が定員で、先着順になります。申し込み方法は下記のフライヤーをご参照ください。期限は5月13日となっていますので、よろしくお願いいたします。

2月の見守る会で出た質問の回答

アンケートに寄せられたご質問に対する回答を講師などに答えてもらいました。

Q.質問があります。人差し指が浮く子がいますが、こま回しでも中指を使ってしまいます。人差し指をつかえるようになる遊びがあれば、教えてください。

A.シール貼りやティッシュでこよりを作る、ちぎり絵、丸めた粘土を親指と人差し指で
押しつぶしてコインの様にするのも良いかもしれません。

Q,初心者でもわかる、保育士向けの子どもの発達の本はありますか?

A.発達に関する本について
 「発達がわかれば子どもが見える」 監修:田中真介 株式会社ぎょうせい
  乳児の発達-写真でみる0歳児ー  監修:J.H.de Haas 監訳:高橋孝文 医歯薬
出版
  赤ちゃんの発達 その生涯の最初の365日 著者:テオドール・ヘルブルッケ J.
ヘルマン・フォン・ビムプェン   監訳:村地俊二 訳 福嶋正和   同朋舎

●乳幼児期の感覚統合遊び
~保育士と作業療法士のコラボレーション~
監修:加藤寿宏
編著:高畑修平・田中佳子・大久保めぐみ
出版:クリエイツかもがわ
●学童期の感覚統合遊び
~学童保育と作業療法士のコラボレーション~
監修:太田篤志
編著:森川芳彦×角野いずみ 豊島真弓×鍋倉功 松村エリ×山本隆
出版:クリエイツかもがわ

発達協会が出版している月刊誌は冊子のようなものですがB5サイズで

忙しい方にも読み切り出来るのでいいと思います。

年間購読料 4,800円 です。

色々な情報が載っているので保育士だけではなく色々な年齢の方に対応にも

参考になると思います。

※発達協会のホームページもあります。

以上です。

こどもステーション発達クリニックなどのご案内

2022年9月から、見守る会の現地開催場所は、うるま市喜屋武にできる予定のこどもステーションにある体育館で行う可能性があります。

簡単な資料を載せますので、ご覧ください。

2022年2月17日の案内

新型コロナウイルスが流行していますので、2月の会はオンライン開催のみといたします。

テーマは 「上肢の発達を促す こどもの遊び」の予定です。

なお、コロナの状況によってはやむを得ず延期になることがあります。

また、定員は50組としますが、申し込み多数の場合は、一施設から使用する回線の数を限らせてもらうことがありますので、ご了承ください。

申し込みに関しては、こちらのフライヤーをご覧ください。

11月の資料をアップしました。次回は2月17日です。

11月18日に行われた会の資料をあげていますので、ご参照ください。

保護者支援と繋がるサービス

新型コロナウイルス感染症対策で会場に人数制限を設ける必要があったため、希望されるすべての方に参加していただくことができず、非常に残念でした。

次の発達を見守る会は2022年2月17日木曜日です。新型コロナウイルスが落ち着いていれば、中部療育医療センターの交流ホームを借りて行います。テーマは未定です。

11月18日に開催します

新型コロナウイルスの流行が現在はひと段落していますので、2021年11月18日木曜日19時から、中部療育医療センターの交流ホームを借りて、第29回の発達を見守る会を開催したいと思います。ネット環境の事情から、今回は現地開催のみで、オンライン開催はありません。ご了承ください。

テーマは「保護者支援と繋がる福祉サービス」です。

新型コロナウイルスの感染対策のため、参加者を25名までとし、先着順といたします。

申し込みはhattatsu.mimamoru@gmail.comへお願いいたします。

当日は感染対策として、事前の検温で発熱(37.5度以上)がないことを確認し、マスク着用でご参加ください。風邪症状のある方はご遠慮下さい。HPで講義内容を後日公開いたします。参加者は必要に応じて後日連絡がとれるように、当日、参加者名簿に連絡先の記入をお願いいたします。会場は換気を徹底し、手指消毒のためのアルコールを設置いたします.

コロナウイルスの流行など、状況によっては会の開催を見合わせることがありますので、ご了承ください。

そのほか、下記のフライヤーもご参照ください。