2024.11.15 発達を見守る会

2024.11/15(金)19:00~20:20

場所:きゃん児童館

 (うるま市喜屋武384-3-1きゃんひだまりひろば1階)

事例検討・グループディスカッション 「多動・他害のある子達(未就学児)の対応、保護者支援 」  講師・パネリスト:遠藤尚宏(発達クリニックCan院長)他 

ミニレクチャーの後、事例提示、グループに分かれて協議、全体での意見交換になります。 

お申し込みはE-mail:hattatsu.mimamoru@gmail.comまで。

申し込み期限は11月11日です。

5月の会で出た質問の答え

Q.家ではトイレに入れるが、通所では怖がって入りたがらない子の対応は?

A.1 通所に通っている理由は何でしょうか?もし、トイレに入ることを目的としているなら、そのために環境を整える必要があります。ただ、それが目的でなく、通所に通うことで社会性を伸ばしたいなどの他の理由があるなら、トイレが怖いのにトイレに行くように言われて、トイレだけでなく通所そのものを嫌になってはいけません。通所している目的、優先順位を考えて、どこまでやるのか目標を考えたほうがいいと思います。トイレに行くことは無理しないことも選択肢かもしれません。

A2 トイレが怖いなら、いかに不安を取り除くかが大事です。スタッフと児の信頼関係に基づいて、誘導することはできるかもしれません。また、おむつでしてもOK、オマルでする、おむつにしたとしても、中身を流したりおむつを替えたりするのはトイレでやる、などのスモールステップがいいかもしれません。もちろん、トイレを怖くなくする環境調整が重要です。感覚過敏に基づく不安なら、解決するには時間がかかるので、就学前になんとかしなくては、と焦らず、トイレをより嫌いにしないことに重点を置くことも、長い目で見て大事です。

Q.体罰を受けるとどうして、いじめの加害者にも被害者にもなる可能性が高まるのか?

「人の痛みを教える」ために体罰をする人がよくいますが、体罰を受けた子どもが受け取る大きなメッセージは「他者とのコミュニケーションにおいて暴力は”あり”だ」「間違ったことをするやつは叩いていい」ということです。叩かれたら痛いから、人を叩かなくなるなら、体罰を受けた子はいじめの加害者になりづらくなるはずですが、実際は逆です。また、「力が強いものが弱いものを支配し、弱いものは強いものに服従する」というコミュニケーションスタイルを植え付けられてきた子は、それ以外のやり方を知らないため、力に基づく人間関係に陥りやすく、自分が強ければいじめの加害者になり、自分より強いものがいれば、被害者になります。これは、大人の世界でも見られることです。

Q.「うるまこどもステーション」にできる「こども発達支援センターあすいろ」の利用方法は?うるま市や中部療育医療センターとの連携は?

A.こども発達支援センターあすいろは、お住いの市町村から障害児に関するサービス給付を受けるための受給者証を取得し、相談支援事業所で相談員とともに計画を作って、あすいろに申し込むことで利用できます。まずは、役所に相談しましょう。

うるまこどもステーションはうるま市と民間の共同事業体による官民共同事業であるため、こども発達支援センターあすいろは、うるま市行政やうるま市親子通園、うるま市内の相談支援事業所と連携して、療育のニーズがあるお子さんが利用しやすくします。また、うるま市以外の方も利用できます。

中部療育医療センターとこども発達支援センターあすいろは別法人の運営であるため、それぞれに事業を行いますが、スタッフ同士はお互いよく知っているため、必要に応じて、連携を取りやすいです。また、それぞれの事業、たとえば、どちらかの相談支援事業で支援計画を立てて、どちらかのサービスを利用する、という一般的なかかわり方はあると思います。

2月の見守る会で出た質問の回答

アンケートに寄せられたご質問に対する回答を講師などに答えてもらいました。

Q.質問があります。人差し指が浮く子がいますが、こま回しでも中指を使ってしまいます。人差し指をつかえるようになる遊びがあれば、教えてください。

A.シール貼りやティッシュでこよりを作る、ちぎり絵、丸めた粘土を親指と人差し指で
押しつぶしてコインの様にするのも良いかもしれません。

Q,初心者でもわかる、保育士向けの子どもの発達の本はありますか?

A.発達に関する本について
 「発達がわかれば子どもが見える」 監修:田中真介 株式会社ぎょうせい
  乳児の発達-写真でみる0歳児ー  監修:J.H.de Haas 監訳:高橋孝文 医歯薬
出版
  赤ちゃんの発達 その生涯の最初の365日 著者:テオドール・ヘルブルッケ J.
ヘルマン・フォン・ビムプェン   監訳:村地俊二 訳 福嶋正和   同朋舎

●乳幼児期の感覚統合遊び
~保育士と作業療法士のコラボレーション~
監修:加藤寿宏
編著:高畑修平・田中佳子・大久保めぐみ
出版:クリエイツかもがわ
●学童期の感覚統合遊び
~学童保育と作業療法士のコラボレーション~
監修:太田篤志
編著:森川芳彦×角野いずみ 豊島真弓×鍋倉功 松村エリ×山本隆
出版:クリエイツかもがわ

発達協会が出版している月刊誌は冊子のようなものですがB5サイズで

忙しい方にも読み切り出来るのでいいと思います。

年間購読料 4,800円 です。

色々な情報が載っているので保育士だけではなく色々な年齢の方に対応にも

参考になると思います。

※発達協会のホームページもあります。

以上です。

沖縄県内で新型コロナウイルス感染が確認されました

7月8日、沖縄県内で新型コロナウイルス感染が確認されました。

7月16日の発達を見守る会は 新型コロナウイルス流行による外出自粛要請が出ている場合、県内に感染経路不明の陽性例が出ている場合などは9月以降に延期にする予定です。

今のところ、感染経路はわかっています。外出自粛要請は、経済との兼ね合いで出づらい状況にありそうです。

発達を見守る会は、各席2mの距離を取り、換気を行って、感染リスクを可能な限り下げて行う予定ですので、参加予定の方はご安心ください。

ただし、すでに申し込んでいて、集会参加に不安、あるいは、用事があって出られなくなった、という方はご連絡をいただけるとありがたいです。

参加のためにキャンセル待ちをしてくださっている方々がいらっしゃいます。

来週の見守る会の見通しが立たない状態ですが、上記の判断基準に基づいて、開催の可否を決めますので、よろしくお願いいたします。

先の見通しが立たなくて不安になっている子どもや親への支援、お疲れ様です。沖縄の公認心理士協会を始め、心理士協会のWebサイトが心のケアの資料をたくさんアップデートしてくれていますので、ご参照ください。

5月の見守る会は中止です。

今年度も発達を見守る会を開催します。

どうぞよろしくお願いいたします。

しかしながら、新型コロナウイルスの流行のため、5月の見守る会は中止します。

次回は7月16日木曜日19時から、沖縄中部療育医療センター交流ホームの予定です。

テーマは、「発達が気になる子のために、就学前にしてあげたいこと」

です。

以後、9月、11月、2月の第3木曜日の予定です。

7月にはコロナウイルスが問題なくなっていることを願います。

また、皆様のご健康をお祈りしております。

2019年第4回の質問に対する回答

  • 対人関係が、苦手(仲立ちが必要なことが多い)な子(4~5歳)に対して、支援者としてどうサポートしてあげることが、この子のためになりますか?支援者がしたほうがいい事、やめたほうがいいこと

上記のご質問をいただきましたので、こちらに回答を載せてあります。